海外と日本の睡眠文化の違い
- 日本睡眠漢方協会
- 9月15日
- 読了時間: 2分

私たちは日々、当たり前のように眠っていますが、「眠り方」や「眠りに対する考え方」は国や文化によって大きく異なります。日本と海外を比べると、睡眠にまつわる価値観の違いが見えてきます。
日本の睡眠文化
日本は「世界でもっとも睡眠時間が短い国」と言われています。仕事や家事、学業に追われる中で、夜更かしや早起きをする人が多く、平均睡眠時間は6時間台。また、日本独特の文化として「居眠り(いねむり)」があります。電車や会議中にうとうとする姿は、恥ずかしいどころか「頑張って働いている証」と受け取られることもあります。
海外の睡眠文化
一方、欧米では「睡眠は健康を守るための大切な時間」と考える意識が強くあります。特に北欧諸国では、質の良い眠りをとるために寝室の環境を整える習慣が根付いています。例えば、
就寝前はスマホやテレビを控える
カーテンを遮光性の高いものにして真っ暗にする
ラベンダーの香りやハーブティーでリラックスする
といった工夫が一般的です。
また、スペインや南米の「シエスタ(昼寝)」文化も有名です。昼の短い休息を取り入れることで、夜の睡眠だけでなく、一日のリズム全体を整える工夫がされています。
違いから学べること
日本の「忙しくても頑張る」姿勢は素晴らしいものですが、睡眠を犠牲にしてしまうことも少なくありません。海外の「睡眠は自己管理の一部」という考え方を取り入れることで、より健康で前向きな毎日につながります。
睡眠は世界共通の営みですが、その文化はさまざま。互いの違いから学び、自分に合った眠り方を見つけることが、質の良い睡眠への第一歩です。
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